ものは人それぞれ価値が違います。
他人にはつまらないものでも、その人にとっては大事なものなのです。
遺品もそれぞれにその人の生きてきた歴史、思いがあります。
一生分詰まっていますから、それ相応の量になります。
故人への思いは尊重されるべきですが、
現実問題として遺品は全てをとっておくことはできません。
どれが本当に必要なものなのか、と判断しなければなりません。
故人となられた人のものは、整理が必要です。
単純に全てを捨ててしまうことは簡単ですが、
ひとつひとつに思い出や、思いがあるものなのです。
遺品整理は、ご遺品ひとつひとつに目を通します。
故人を知っている人からこそ分かる、
故人に対する思いやりがあるからこそ分かるといったことがあります。
遺品整理は単純作業ではありません。
故人に挨拶をし、
故人に対する「心」を持って遺品整理にのぞむと、
おのずと遺されたも人の思いも知ることができるのです。
遺品を見ると、故人の顔が浮かんできます。
遺品を身につけると、故人と一緒にいる気持ちになります。
遺品とは故人の「心」を持っているものなのです。