近年、少子高齢化や未婚率・離婚率の増加で単身世帯が増え、同時に亡くなったときに引き取り手がいない「孤立死」が増えています。
我が国は、2030年問題として、超高齢化社会が進み、50歳以上の男性の3人に1人は、未婚者になるという推計も内閣府より出ております。
さらには、高齢者の2人に1人は、孤立死をする可能性があるという統計も出ております。
孤独死が増えると同時に、遺品整理の需要が高まってきています。
遺品整理士とはあまり耳にしないワードではありますが、遺品整理士とは何をする人のことなのでしょうか。
遺品整理士は高齢者の孤立死などの問題により、高まる需要に対応していく”ご遺品の整理業”を十分に理解し、さらに”供養” に対する認識を持ち、想いのこもる品々を取り扱える専門家としての活動を行っていきます。
故人との思い出のつまっているご遺品は、気持ち的にもなかなか整理しにくいものです。
これらを遺品整理士は、1つ1つ丁寧に整理しながらお部屋を片付けていきます。
プロですから、地域によって分別の方法が違うということもよく理解しています。
自死や孤独死、事故死などがあった部屋の整理に携わることもあり、目を覆いたくなるような衝撃的な現場に立ち会うこともあります。
遺体の腐敗による異臭や感染症の危険性などもある中行われる特殊清掃は、大変な作業でもあります。
除菌、消臭などで薬品を扱うため、専門知識も必要になってきます。
そのため業界の健全化のために資格が作られ、現在合格基準を満たした約5500人が遺品整理士として活動しています。
遺品整理士認定協会 → http://www.is-mind.org/