形見分けをご存知でしょうか?
故人と生前に親交のあった人たちへ、故人が愛用していた品を贈ることを形見分けと言います。
一般的には四十九日を過ぎてからこの形見分けをします。
形見の品を通じて故人を忘れないようにするという意味も込められていますので故人に対しての供養にもなります。
ただ、この形見分けにはいくつか注意点が必要です。
今回はこの形見分けについての注意点についてご紹介させていただきます。
まず、形見分けをする際に注意することとしては、相手目線に立って贈るということです。
受け取った相手が故人のことを思い出すもの、もしくは贈られて喜ぶものを渡しましょう。
汚れが酷いものや、使用不可なものは避けてください。
そして、品物を包装することは辞めましょう。
相手を思いやる気持ちは大切ですが、プレゼントではないので形見分けの際は箱等に入れる必要はありません。
どうしても包みたいのであれば、半紙等の白い紙で簡易的に包むだけにしましょう。
また、高価な品物を贈ることも控えましょう。
高価な品物は相続財産扱いになると相手に贈与税がかかる場合がありますので、相手に迷惑をかけてしまいます。
どうでしたか?
相手を思いやる気持ちを持って、形見分けするようにしましょう。