みなさんは「形見分け」をご存知でしょうか?
形見分けとは、故人が愛用していたものを、親族や友人などに分けることを言います。
これを行うことで、故人との思い出を共有できるともいわれています。
この形見分けが行われる時期はいったいいつなのでしょうか。
宗教によって異なりますが、仏教の場合は、一般的に四十九日のあとに行われるとされています。
また、贈られる相手としては、基本的には血縁関係のある人とされています。
最近では、故人と親しかった友人にも送られるようですが、目上の方には贈らないことには注意が必要です。
では、いったいどのようなトラブルがおこりうるのか?
まず1つ目は、故人との関係性があやふやな人が相続を名乗り出る、というものです。
本当に故人と親しかったのか分からない人が、遺産目当てで近づいてくるのです。
分からない場合は本当に困りますよね。
さらに2つ目は、価値のあるものを処分してしまうというトラブルです。
ご遺品整理の段階で、勝手に判断し、捨ててしまうと、形見分けが行えなくなってしまいます。
どちらの場合も、当事者のみで解決しようとせず、困った場合は専門業者に頼むのがいいでしょう。