葬儀も終わりほっと一息ついたのち、ご遺族にはもう一つやっておかねばならないことがあります。
それはご遺品の整理です。
しかしながら、ご遺品とは故人の生きてきた証であり、単純に処分するというわけにはいきませんよね。
そこで、以下の点に考慮しながら整理するのが良いでしょう。
まずは、個人の意志を尊重し、思い入れや希望などがあったものをのこしておいてあげることが大切です。
故人とはいえ、その方が生きておられた証はのこしておいてあげたいものです。
それに故人の思い入れが深かったものであればさおさらのこと。
ご遺族が故人をしのぶ思い出の品としておいておきましょう。
次に、処分前に、親族などで本当に処分してしまってよいか確認することが大切です。
ご遺族一人ひとりにとっての故人との思い出は、そのご遺族の人数分あるものであり、またその思いも異なります。
可能な限り確認するようにしましょう。
最後に、ご遺族のみで思い出に浸るのみならず、親しかった人へ形見分けとしてご遺品を譲渡する場合もあるということを知っておくと良いでしょう。
これらのことを心に留めて、故人のための、そしてご遺族のための遺品整理を行いましょう。