散骨のことを自然葬といいます。
やり方や遺骨を撒く場所によってさまざまな種類があります。
たとえば、海に撒く海洋散骨や山に散骨するモンブラン葬です。
ほかにも、今、世の中には宇宙葬というものがあります。
亡くなった人の遺骨を宇宙空間に散骨することをいい、方法には2種類のものがあります。
費用は50万から200万くらいかかります。
まず、遺骨を粉末状の遺灰にして、大きなバルーンのなかに入れ、空に向けて放つ方法です。
成層圏付近まで飛ぶと、気圧の関係によりバルーンは膨張して割れます。
そして宇宙に散骨される仕組みです。
もう一つの方法は、故人の遺灰をカプセルに収めロケットで宇宙に飛ばすというものです。
ロケットの打ち上げ後は、人工衛星でどこを漂っているのか追えるサービスが提供されていることもあります。
宇宙葬では葬儀を一度行えば、その後のお墓の手入れや法事を行う必要がありません。
遠い場所で住んでいても、好きな時間に空を見上げることで故人をしのぶことが出来ますよね。
また、バルーンやカプセルは上空で消滅します。
なんとも言えない方も多くいらっしゃるとは思いますが、ゴミが出ず、環境に優しい今時の葬儀なのかもしれません。