大切な家族が亡くなった場合、悲しみのあまりにご遺品整理を行う気持ちには、なかなかなれない場合もあるのではないでしょうか。
ご遺品整理というものは、いつまでにしなければならないという決まりはありませんので、ご遺族の方の気持ちが十分に落ち着いてからおこなうことが望ましいでしょう。
しかし、亡くなった方が最後に住んでいたところの住宅の事情によっても、ご遺品整理の最適な時期は変わってきます。
たとえば、家族が一緒に住んでいるなど、持ち家の一戸建ての家ならゆっくりと、賃貸なら家賃の支払いを考えればなるべく早い内に行うのが良いでしょう。
また、ご遺族が一堂に集まる機会を考えれば、形見分けは、四十九日を目安に行うと良いと考えられることが多いようです。
ただし、ものによっては、時間が経ちすぎると相続税や贈与税が発生するものもあるので、注意が必要になります。
ご遺品整理とは、家族や親族の死と向き合うことでもあります。
そのため、作業が進まない場合も多いことでしょう。しかし、気持ちを整理する良い機会になるのではないでしょうか。