お香典とは、線香・抹香や花の代わりに現金を不祝儀用ののし袋に包んだものを死者の霊前に供えるものをいいます。
これは、急なご不幸による出費に対する助け合いの意味もあります。
もし訃報の知らせを受けたら、お通夜または告別式のいずれかにお香典を持参します。
お香典に名前を書く際には様々な疑問があがります。
重要なことは、基本的な香典袋の下段にはご自身のフルネームを薄墨の筆ペンで書くということです。
ご夫婦揃って会葬する場合は、それぞれのお付き合いによって連名にするか、世帯主名にするかのどちらかを選択するのが一般的です。
ご夫婦揃って会葬する場合は夫の氏名だけでも良いのですが、夫婦ともに交流があった場合は連名にした方がよいでしょう。
もし夫が何らかの用事で出席できず、妻が代理で出席するという場合もあるかもしれません。
妻が代理で会葬する場合には、夫の名前の傍らに「内」を小さく書き添えます。
その際、会葬者名簿にも同じように書きます。
3名以内の連名でのお香典の場合は、右から順に目上の人から目下の人へと書いていきます。
中袋には代表者の住所を記入しましょう。
喪家がお香典返しで困らないよう、「香典のお返し等はご無用に願います」と書き添えておくのも心遣いがあって良いですね。