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◯神式葬儀における四十九日

日本においては仏式の葬儀が多いため、四十九日のことは良く知られていますが、神式の葬儀については、あまり知られてないとも言えます。

まず、神式で行われる一連の葬儀のことは、神葬祭(しんそうさい)と言われています。

神式の葬儀を終えたあと、決まった日ごとにお祈りをして、亡くなった方を偲んでお祈りをする行事のことを、御霊祭り(みたままつり)と言います。

仏教における7日ごとの忌日が10日ごとに行われ、それぞれの御霊祭りのことを、それぞれ十日祭、二十日祭…と呼びます。

神式葬儀における仏教式の四十九日に当たるものは「五十日祭」と呼ばれています。

五十日祭が終わると、仏教と同じく、喪の期間が明ける、忌明け(きあけ)となります。

それまで神棚を覆っていた紙を取り外し、亡くなった方が、祖先の御霊となり、家を守ってくださるよう、神棚でおまつりを行います。

また、五十日祭、地方によっては、百日祭を行い、祭りに合わせて、納骨の儀式である、納骨祭も行います。

また、仏教の法事にあたる行事は、合祀祭、一年祭、二年祭、三年祭…と呼ばれます。