法事には初七日や四十九日といった命日から七日おきに忌明けの四十九日まで行うものと、命日に年単位で行う一周忌や三回忌などがあります。
年単位で行う法事は以前は今ほど長寿ではなく、日本人の仏教の信仰も厚かったため13回忌、33回忌くらいまでやるのが一般的でした。
故人の命日を迎えるたびに故人の親類縁者や故人の友人などが集まり故人を偲んだものです。
しかし今は少子高齢化が進み、見送った子供達がそもそも高齢者である場合も多いですよね。
昔は親戚一族がまとまった地域に集まっていることが一般的でしたが、
近頃は仕事のために首都圏や地方都市に移動していることがほとんどで、年に一度とはいえ集まるのは高齢の身体には結構な負担になります。
そもそも法事をやる意味を考えると、故人と親しかった人が集まり故人の供養を願うためにするものです。
法要のために集まることが苦痛に感じるようなことになれば故人の供養になりません。
とはいえ故人の最初に迎える命日に一周忌も行わないのであれば故人と親しかった人も寂しい想いをします。
そのため今は7回忌までやれば充分なご供養になるでしょう。