どちらかのお寺の檀家であったり、先祖伝来の歴史あるお墓があって、ご自身の死後はそこに入ることが決まっている人は別ですが、そういった事情がない人にとっては、ご自身が死んだ後にはどこへお骨が納められるのか気になるところではないでしょうか。
生前からお墓を用意するなんて縁起でもないという人もいますが、実は生前にご自身の死後にお骨を収めるお墓を求めることは、「寿陵」と呼ばれ、仏教的にはめでたく演技が良いことなのです。
また、生前にご自身のお墓を用意することは、一般の相続財産とは違う、「祭祀財産」として扱われ、非課税ですから、ご自身の死後の税金対策にも役立つことなのです。
マイホームとして住む家を買ったように、生きているうちに、ご自身の死後はどこへお骨が納められるのか知っていれば、それはそれで安心できるというものです。
今は、一般的な永代供養墓のほかに、合祀されるタイプのお墓や、建物の中、果てはパソコンで管理されるものまであります。
生前にそういったものの中から、ご自身の好みのお墓を選んでもらうのは、将来的にも良いことではないでしょうか。