生前整理

実家の片付けは揉める!揉めながらでも片付けを終えた実例をご紹介

こんにちは!
岡山・倉敷遺品整理や生前整理を専門とするココピア、スタッフの田住です。


岡山県でも高齢者の一人暮らしが増えている中、よく耳にするようになってきた「生前整理」!

そんな生前整理ですが、親子での価値観の違いによる揉め事が起きやすいように感じます。

なぜなら、子ども世代が考えている以上に、親にとって実家の片付けはデリケートなものなのだから。

ココピアがある岡山県でもこのような問題は多くなりつつあります。

岡山県にご実家がある方は、今まさにその問題にぶつかっているのかもしれません。

そこで今回はココピアに生前整理をご依頼くださった、岡山県のとある親子の事例をご紹介します^^


ぜひ参考にしてみてください!


『売買が決まった実家の片付け』事例

依頼主:Aさん 男性/50代
依頼内容:一人暮らしのお母様の高齢に伴い、岡山県にある実家を売買したAさん親子。
お母様は、今回整理するご実家の近くにあるアパートで暮らすことが決まっていました

しかしご実家は大きな一軒屋で、大量の家財がある状態。
依頼主のAさんは岡山県外の遠方に住んでいるためご自身ではどうすることもできず、ココピアへ生前整理をご依頼くださいました。

  • 作業日数:5日間
  • 作業人数:3~4名
  • お客様の立会い:あり

  • 核家族化が進む現代において、お子さんが家を出たあと、今回のように大きな一軒家に高齢の方が一人暮らしをしている状況は、岡山県ではよくあるケースです。


県外に住んでいても息子さんにとって、親はかけがえのない存在。
できれば物が整理された状態の、安全な家で暮らしてほしいと思っています。


しかしこのようなパターンの場合、大きな問題にぶつかることが多々あります。

母親と息子Aさんの価値観の違い

ご依頼主のAさんは、岡山で一人暮らしをされている母親の、今後の生活を心配して生前整理をご依頼くださいましたが、お母様は「まだまだ元気だから片付ける必要はない、勝手なことはするな」と思っていました。


しかし実際に伺った岡山のご実家の状況は様々な物がかなり散乱しており、高齢の方が生活するうえで転倒や荷崩れなどの危険が多い状況なっていました。

現場を確認したココピアスタッフとしても、これは片付けた方がいいだろうと思ったようです。


母親にとってはどれも思い出の品であり、まだ使えるものですが、あまりにも一人暮らしのお母様には多すぎる量、息子さんが心配されるのも無理はありません。

お母様にとっては、大切な実家を荒らされてるような感覚

作業2日目、お母様が「大切なものは捨てられ、家からは追い出された」と言葉を残して出かけたそうです。

何とも言えない気持ちではありますが、依頼されてる以上、片付けを止める訳にはいきません。


帰ってきたお母様はAさんにどれだけ不満をぶつけたのかは分かりませんが、きっとお母様にとっては「家を荒らされた」ような気持ちだったのでしょう。

そんな思いで片付けをご依頼されている方は誰一人としていないのに、なかなか子どもの親を思う気持ちは通じないようでした。

Aさんは、可能な限りお母様の想いを尊重していた


お母様の気持ちを無下にしているように思われそうですが、Aさんはお母様の思いを誰よりも尊重していました

残したいものやどこに何を置きたいか、お母様の希望はひとつひとつメモし、しっかりとココピアスタッフにお伝えいただいていたそうです。

また、急な変更があっても、なるべくお母様の希望に添うようにされていました。


上記でお分かりのようにAさんはとても丁寧で、お母様のことを想い、考えられている方ですが、それでも生前整理を親に理解してもらうのは難しいのです。



片付け後のお客様の感想

5日間で、無事ご実家の片付けは終了しました!


物はなくなり、お部屋はきれいになりましたが、現場スタッフとしては、悔いが残る終わり方となってしまいました(-_-;)


ココピアスタッフがどうにかできるような問題ではないとわかっていても、親子が争わずに生前整理に向き合うにはどうするべきだったのか?を考えてしまいます。


そんな時、Aさんから作業後の感想をいただきました。

依頼主Aさんからのメッセージ

ココピアさんに依頼して本当に良かったと思っています。
またお願いする機会があると思いますのでその時は相談に乗ってください。
素晴らしいメンバーの方々で気持ちよく作業が出来ました。


依頼人であるAさんからは嬉しいお言葉をいただけて光栄でした(^^♪

しかし、それ以上にどうしても気がかりなのはお母様の気持ち…。


↓Aさんからのメッセージ続き

(お母様に)私の気持ちは死ぬまで理解してもらえないと思います。
もともと言う事を聞かない性格で親戚ともいつもケンカしてるほどで…。
でもココピアさんに内心は感謝していると思いますし、納得もしていますからご安心ください。

ココピアさんにしてくれと言ったのも、最初は母ですから。


お母様も、生前整理をすることを心のどこかでは納得されていたのかもしれません
しかし、素直に「お願いします。」と生前整理を進めることもできない、その状態が普通ではないでしょうか?

今回はおうちの売買が決まっているため『無理やりでも片付けをしてしまわないといけない』状況でした。


出来る事ならお互いが気持ちよく実家の片付けを終えることが出来るといいのですが、多少強引にしないと物事が進まないこともありますよね。


しかしそこまでの気力が出ず、実家の片付けや生前整理は後回しにされがち。

だからこそ、「A様のようにしっかりと向き合う」ということを行い、実家の片付けに向き合っている方は、とても素晴らしいと感じます。
なかなかできることではないですよね。

生前整理でココピアにできること

今回ご紹介した事例は、決してめずらしくありません。
今後も今回のような親子で揉めつつもご依頼してくださる方はいらっしゃるはず。。。


そこでココピアのような生前整理・片付け業者にできることを、改めてご紹介します

お客様のご意向に沿って、エリア分けしたお片付け

ご高齢の方にとって、急激な変化は大きなストレスになります。

ココピアでは円滑に生前整理を進めるために、お客様にご負担が少ない片付け手順を行うことが可能です^^

今回もお母様がよく使う生活エリアは最後まで触らず、比較的使用頻度の低いエリアから片付けを進めさせていただきました✧✧✧
使用頻度の低い場所から『モノを手放す』ことを慣らしておくことで、心のストレスは軽減されると考えられます


もちろん、生前整理・片付けを行う期間が数ヶ月ある場合は数ヶ月間でスケジュールを組み、徐々に行うことも可能なので先ずはご相談下さい^ ^



徹底目視で大切なものを見落としません

ご実家には、ご自身も忘れていたような大切な思い出の品が多く眠っています。

昔使っていたおもちゃや本、手紙や日記など。
きっとこうした手放したくない思い出のものこそ、奥の方に大事に仕舞われているのです。

そういったものも、ひとつひとつ丁寧に仕分け作業を行い、お客様はもちろんお住まいになられている方にもご確認いただきますのでご安心くださいませ!

その際に「見つかってよかった」など気持ちの変化があることもあります

ココピアが行う生前整理・片付けはただ物を処分するだけではなくご依頼者様、そのご家族と共にしっかりとお品物に向き合っていきます。



業者という第三者の存在を入れることで、親子が冷静に話し合える可能性は高まる

親子だけではどうしてもお互いの主張を言い合うだけのケンカになりがちですが、業者という第三者を入れることで冷静になれることもあります。

ご家族だけでは解決できそうにない時こそ、思い切って片付け業者に相談してみるのもいいかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください!




↓いま実家の片付けで悩んでいる方におすすめの記事がコチラ




まとめ

今回は、ココピアで行った岡山県の生前整理の事例をご紹介させて頂きました。

できれば円満に解決したい生前整理ですが、正直親の方々が納得してくれない場合はかなり難しいでしょう。


お互いが納得のいく生前整理や実家の片付けを行う近道は「根気強く、向き合い対話をし続ける」ことに尽きるのかもしれません。


結果として、強引に片付けるしか選択肢がなくなったとしても、です


ココピアのような、片付け業者には親子の問題に首を突っ込むことはできません。

しかし、「どうにかしたい」と切実な思いを持ってココピアへご依頼してくださる方の願いを、可能な限り叶えたいと思っています!


生前整理や実家の片付けで悩んでいる方は、一度ココピアへご相談ください!


2025年1月25日に、相続に関するセミナーを開催します!
参加費無料ですので、お気軽にご参加くださいね◎