ご自身に万が一のことがあった場合のために、書きのこすものとして遺言書とエンディングノートがありますよね。
二つとも生前に書くということは同じですが、意味としては全く違います。
まず、二つの大きな違いは書く目的です。
遺言書はご自身にもしものことがあったときのためにご自身の財産を誰にどのくらい相続するかを書くものですが、エンディングノートはご自身の希望や意思を伝えることができなくなった時にご自身の思いを伝えることを目的としています。
また、違いとして法的効力があるかどうかも大きな違いと成りうるでしょう。
遺言書では財産相続のため法的効力がもちろん働きます。
そのため、書き方にもさまざまな規制があり、しっかり調べて書かなくては行けません。
一方で、エンディングノートは法的効力が無いため、書くことも自由です。
エンディングノートには主に葬儀の供養についての希望であったり、もしものことがあった際のご自身の考えを書き留めておく物なのです。
このように実は二つとも全く違う意味のものだったのですね。
是非、それぞれ場面場面で使い分けていただければと思います。