「終末期医療」をご存知でしょうか。
医療、さらに人生の最期のもの、となるとどうしても人事に感じてしまったり、敬遠しがちではないでしょうか。
確かになかなか考えにくい問題ではありますが、知っていて損はないと思います。
ということで、今回は「終末期医療」についてご説明いたします。
終末期医療とは、その病気が治せないとわかったときに、治療よりも心身の苦痛を和らげることを優先するという療法です。
人生の最後と感じたときに、必ずしも痛い思いをし続けてまで、治療をうけるのはどうなのかという考え方からなっています。
主に、延命治療を拒否すること、苦痛を緩和することがその主な内容です。
日本では積極的な安楽死はなされていません。
しかし、もうその延命に対する薬を飲まない、という判断をするのは患者の自由です。
このような選択は非常に重要です。
なかなか考えたくないことではありますが、ご自身が意識不明になったとき、周りの人はあなたがどうしてほしいのか分かりません。
事前に考え、伝えることで、ご自身も、周りの大切な人も安心することができるのではないでしょうか?
重く捉えすぎず、終活の一環として考えてみるのもよいかもしれません。