リビングウィルとは、平穏死や自然死を望む人たちが、その意思を元気なうちに記しておくことを指します。
あらゆる措置を使ってでも長く生きたいと思う人もいれば、回復の見込みが無いのなら安らかにその時を迎えたいと思う人もいます。
このような自然死や平穏死を望む人がご自身の意思を元気なうちにのこしておくことが平穏死やリビングウィルなのです。
リビングウィルは日本尊厳死協会で発行される書類に署名と押印をすることで、手続きを済ませることが出来るので、簡単に誰でも表明ことが出来ます。
誤解されやすいものにエンディングノートがありますが、エンディングノートとは、別物であることに注意が必要です。
エンディングノートは元気な内にご自身にもしものことがあった場合のことを記すもののことです。
一方で、リビングウィルは、自らが延命措置を望むかどうかなど、最期の時をどう迎えるかを記すものです。
よく同じものと解釈されがちですが、のこされた家族たちが困らないように記すものがエンディングノート、ご自身の最期を決めたものがリビングウィルだと区別しておきましょう。